またいなくなってしまった

今日公園に行くと、白鳥はまたいなくなっていた。一体どこにいっているのだろうか？だけどカメラを持った人はいっぱい公園に残っていて、かもめがいるので、まだ白鳥が北国に戻っていないことを薄々感づいているんじゃないだろうか？
ただ、そのカモメの数がずいぶん少なくなってきたなと感じたのだが池の反対側のボート乗り場があった所で、おじさん（仮に二ノ宮さんと名づけておこう・・・。本当の名前は知らない）が鴨と一緒に餌を与えてやっているから、かもめが二つの集団に分かれてしまったので、数が少なくなったと感違いしたようだ。
二ノ宮さんは毎日、”食え、食え！”と大声をだしながら鴨に餌をあげている。子供の頃、鳥に嫌なことでもされたのではなかろうかと勘ぐりたくなるほど、なにかトラウマを抱えているような風情がある。二ノ宮さんの過去に一体何があったのだろう？
二の宮さん以外にも、善福寺公園には毎日顔を合わせる人物が何人かいる。ただその人たちも何か心に傷を負っているような影がまとわりついている。いや、自分が一番そうなのかもしれない。みんな自分の心を癒そうと集まってくるのかもしれない。
今日の公園は日当たりがよく、デブ猫はあいかわらず爆睡している。