yukioの日記

YUKIO音楽日記

白髪だらけのロックンロール第4回 ロックな葬式

父親が先日血便でたと言って内視鏡検査する前に電話して来た。そろそろ最後らしいので覚悟しておくようにと言うことらしかった。幸いにしてなんともなかったが、父親は繊細な人で自分が死んだ後のことをいろいろ想像して、所謂、はやりの終活と言うものをやっている。私は全然ダメで自分以外のことは余裕がなく、自分の死後のことなど考えもつかない。ただ、共通してるのは自分の葬式が一体どうなるのか興味があると言うことだ。
自分の葬式を見ることはできない。生きているいまの自分が、神様、或いは仏様になって空から多分眺めている、自分を想像してしまうのだ。
どうやら、一番大切なのは葬式にきてくれる人数らしい、、、。誰がきてくれるのか?
残念ながら、私の葬式には姉と妹、その子供達、、、子供達はきてくれないかもしれない。あまりいいおじさんではなかったからな。父親とカミさんはもう死んでるだろうから、きてくれないのである。友達はいないから、多分誰もきてくれない。
これじゃ駄目じゃん!
そう、あの青山葬儀場で何百人も並ぶような葬式には考えただけでもまずできない。有名人が弔辞を読んで名文句を語りテレビのワイドショーで取り上げられるような葬式はどう考えても夢のまた夢じゃん!
けどそれでいいんだ。いいと思ってる。
いい歳して、友達づきあいしてる大人をみると、ここだけの話、正直気持ち悪い。(友達のフリしてオレの葬式来てくれよな、その代わりお前の葬式行ってやるよ。と、取引してるようにしか見えない。)人間、誰からも尊敬されないし、尊敬もしたくない。一人で生まれてきて、一人で死んで行くだけだよ。
そんな自分の葬式に何百人並んでくれなくても、生きてる間に自分の音楽に価値を覚えてくれる人に一人でも出会えたら、それが自分が生まれてきた意義だと思っている。ロックに自分の葬式の人数は関係ない。葬式ができるほどのお金が残っていればいいのだが。。。葬式なくてもいいか。


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